日焼け後のスキンケアについて
夏本場です。日常生活でもレジャーでも、強い日差しを浴びて日焼けする暑い夏の到来です。
日焼けは”日光皮膚炎”と呼ばれ、軽いヤケドのような状態です。正しいお手入れをすることで症状の悪化を防ぐことができます。
①まずはしっかり冷やす。
ヤケドと同様です。冷やすことで炎症をおさえましょう。
☆冷たい濡れタオル・水シャワー・布でくるんだ保冷剤などを使ってください。
②保湿
炎症を起こしている肌は水分を失いかなり乾燥しています。じゅうぶんに冷やしてほてりや赤みが落ち着いたら、化粧水などで保湿しましょう。
このとき、コットンを使用すると摩擦刺激を起こします。ご自身の手でやさしくなじませましょう。
さらにクリームやワセリンなどで、保湿した水分が蒸発しないようフタをするとよいでしょう。
③ご自身で皮をむくのは我慢!!
ポロポロはがれてくる皮膚を無理に引っぱってはがすと、新しい皮膚まで一緒に取れたり、深いところまではがれてバリア機能をさらに壊してしまうことがあります。
お手入れしながら自然に取れてくるものだけを除去するようにしましょう。
また、体内も脱水になりがちです。水分摂取を心がけましょう。(アルコールでは水分補給になりません!!)
日焼けはアフターケアが大切です。じゅうぶんにケアしても、ヒリヒリが強い、水ぶくれができた、とにかく痛い、といった場合は受診をおすすめします。
2017年7月26日5:54 PM夏に多い!粉瘤とは?
本格的な夏に突入し、汗を流す日々を送られているのではないでしょうか?ジメジメの梅雨から夏にかけては体の汗の量も増えます。
そしてこの季節に急増する皮膚疾患が「粉瘤」です。
「粉瘤」とは、良性の皮下腫瘍です。皮膚の下に袋ができ、垢や脂などの老廃物が袋の中にたまっていきます。
また、袋の中の白いあぶらのようなものが独特なにおいを発することもあります。粉瘤は体のどこにでもできます。
見た目はニキビに似ていることもあり、放置してしまうと、どんどん大きくなっていく可能性があります。
しこりが気になり自分で無理につぶしたりすると、袋に細菌が入り込み感染・炎症を起こし痛みを伴うこともあります。
粉瘤の根本的治療となる摘除の手術は当院では行っておりませんが、一時的な対処法として中の膿を出す処置を行なっております。
また必要に応じて他院への紹介を行っています。 ひょっとして粉瘤?と思ったら皮膚科を受診することをおすすめします。