蜂に刺されたら
蜂のなかでも刺すものとして一般的なのがミツバチ、アシナガバチ、スズメバチで、なかでも後者の2種は庭木の手入れやハイキングの際に多くみられ、特に秋の野山での野外活動では要注意です。
蜂はこちらから刺激しなければ攻撃してくることはありません。
自宅でも洗濯物を取り込むときなど注意し、万が一家に入ってしまっても追い払ったりせず、明るい方の窓や扉をあけ、自然に出ていくのを静かに待ちましょう。
蜂に刺されたときの応急処置
❶流水で患部を冷やしながら洗います。ハチ毒は水に溶けやすく薄める効果があり、また冷やすことで腫れと毒のまわりをおさえます。針が刺さったままの場合は、可能であればピンセットなどで静かに抜きましょう。
❷指で患部をつまみ、毒をしぼり出します。このとき口で吸いだすのNGです。
❸患部を保冷剤などで冷やし、ステロイドや抗ヒスタミンの外用薬があればひとまず塗っておくとよいでしょう。
❹30分は安静に過ごしていただきます。
刺されてから15分間程度で急激にじんましんやかゆみなどの皮膚症状、動悸、冷や汗、胸部圧迫感、喉のつかえや息苦しさ、腹痛、下痢・嘔吐などが起きるようならアレルギー反応と考えすみやかに救急要請をする必要があります。重篤なものはアナフィラキシーショックとよばれ血圧低下や呼吸困難、意識障害を起こし、死に至ることもあります。
蜂に2回刺されたら危険といわれますが、1回目だから安心というわけではなく、最初から強いアレルギー症状を起こすこともありえます。蜂に刺されたら注意深く観察しつつ、異変があれば救急病院を受診しましょう。
2019年10月31日6:47 PM