マスクと日焼け
外出自粛要請が緩和され、気がつけば暑い夏がやってきていました。皮膚科も多くの患者さまで活気が戻っております。みなさまも外出の機会が増え、強い日差しのなか、日焼けに気をつけていただきたいそんな季節です。
皮膚科では紫外線対策をしつこいくらいにおすすめしておりますが、今年は暑くてもマスク装着を余儀なくされ、マスクをしながらの日焼け止めの使いかたに困っているかたも多いのではないでしょうか。
日焼け止めを塗らずにマスクを装着していると、素材にもよりますがマスク部分の紫外線到達量は露出部より少なくなります。ただし、ゼロにはならないのでマスク部分も日に焼けてしまい、色の差も生じてきます。
また、マスク部分は日焼け止めを塗らずに露出部には塗った状態で長時間外出すると、塗らなかったマスク部分のみ焼けてしまう事態が起こりえます。
マスクの有無にかかわらず、日焼け止めは顔全体に均一に塗ることをおすすめします。その上でさらに帽子や日傘も活用しましょう。
また、熱中症対策として屋外で他人との距離を保てる場合はマスクをはずしてもよいとされています。はずす場合に備えて日焼け止めを顔全体に塗りましょう。また、着脱を繰り返すことにより摩擦で日焼け止めの効果が落ちてしまいます。露出部分も含めてこまめに塗り直すと効果的です。
夏のレジャーなど人の集まるイベントは制限されてしまうようですが、紫外線対策は日常生活レベルでも必要です。
日光皮膚炎やシミ・シワ予防のためにも外出の際はぜひご対策ください。
お肌にやさしい日焼け止めのご案内もさせていただいておりますのでご相談ください。
2020年6月11日2:53 PM