からだの成長と”肉割れ”
肉割れは、成長期や妊娠などの急激な体形変化によって起こる、正式には線状皮膚委縮症という皮膚の病気で、健康上問題はないものの美容的にはとても気になるものです。妊娠にともない生じるものを妊娠線ともいいます。
~原因~
からだの皮膚が急に伸びると、表面の皮膚は柔軟性があって伸縮できるのに対し、表皮の奥に存在する真皮は伸縮性がなく硬いため、強く引っ張られると裂けてしまいます。このときにできるスジのような凸凹が肉割れです。
体重増加や妊娠による体形変化、成長期の身長の急激な伸び、乳房の発達、過度な筋トレなどに加え、加齢による皮膚のコラーゲンや水分量の減少なども原因となりえます。
~予防・治療~
妊娠や成長期の体形変化を止めることはできません。また、できてしまった肉割れを治すには形成外科や美容皮膚科などで行われる自費治療が必要となってきます。
自分でできるケアは、肉割れが起こるまえに、また、これ以上増やさないために、保湿を心がけ、皮膚の乾燥を防ぎ柔軟性を高めていくことが重要です。
やさしくマッサージしながら保湿を行なうことで、血行促進、皮膚代謝アップが期待できます。
※摩擦しすぎるとバリア機能を壊したり内出血や血行障害を起こしかねません。たっぷりの保湿剤でやさしく心地よいマッサージをおすすめします。
2020年10月22日6:09 PM