春のニキビ
昼夜の寒暖差はありますが日中の日差しが強く感じられるようになってきました。紫外線によるお肌のダメージが気になるところです。早々に日焼け止めや日傘など使い始めてもいいくらいの陽気でしょう。
春はニキビが増えやすい季節でもあります。
日差しや花粉による肌へのダメージに加え、新生活へのストレスや不安定な生活習慣がニキビの原因となります。
~原因~
毛穴のつまりがニキビの原因となることは知られていますが、その毛穴のつまりには皮脂の増加と皮膚の新陳代謝が関わっています。
❶皮脂の増加
気温の上昇により発汗量と皮脂の分泌量が増えます。さらに新しい環境に対する緊張やストレスがホルモンバランスの乱れ(男性ホルモン過多)の原因となり、皮脂の過剰分泌を引き起こします。
❷皮膚の新陳代謝低下
外的刺激(乾燥や紫外線)のほか、新生活のはじまりは生活リズムが安定せず、睡眠・運動不足、食生活の乱れ、便秘、ストレスなど、からだによくないことのオンパレードになりがちです。その結果、肌の生まれ変わりがうまくいかず、肌荒れが生じます。
⇒荒れた肌に皮脂が増え毛穴のつまった白ニキビを、さらに皮脂を好むアクネ菌も増えてしまい炎症が起こると赤ニキビ(腫れや痛みを伴なう)に発展します。
~予防~
肌へのダメージを少しでも減らすよう、日ごろから保湿や日焼け対策を心掛けましょう。新生活に順応するには時間を要するかもしれませんが、少しでもリラックスできる時間をつくったり、ひとに話すこともストレス緩和のためには大切です。
~治療~
ニキビができてしまったら、早めの治療をおすすめします。炎症状態が長引くとニキビ跡の原因になることがあるからです。新しいニキビを予防するためのお薬もありますので、まずはご相談ください。いまのお肌にあった予防や治療法をご提案できたら幸いです。
2021年4月22日11:15 AM