酒さ

酒さは、“赤ら顔”ともよばれ、鼻や頬、額などに、赤みやニキビのような症状がでる病気です。30~50才代で発症しやすく、女性に多い傾向があります。

≪酒さの種類と症状≫
①紅斑毛細血管拡張型
・顔の赤み
・毛細血管の広がり
②丘疹膿疱型
・赤い盛り上がり
・膿をもったブツブツ
③鼻瘤
・鼻の皮膚が厚くなり、こぶのようなものができる

その他に、ほてりやヒリヒリ感、皮膚の乾燥やむくみ、眼の充血やかゆみが起こることもあります。

≪酒さの原因≫
明らかになっていません。暑さや寒さ、日光などの外的要因や、精神的ストレスや食べ物など体の内的要因などが重なって起きるといわれています。
酒さの症状を悪化させてしまう原因は以下の通りです。
日光、高いまたは低い気温や室温
熱いお風呂
激しい運動
ストレス
医薬品、化粧品
アルコール、香辛料 など

≪酒さの治療と予防≫
①治療
顔の赤みやブツブツに対し、内服薬や外用薬で治療します。
※以前は保険適応外だった塗り薬が保険でお出しできるようになりました。
また、保険外ですが毛細血管拡張に対してレーザーによる治療も可能です(当院では行っておりません)

②悪化因子を取り除く
悪化因子は、ひとつだったり複数だったり、ひとによってさまざまです。ご自身の悪化因子を見つけて、とにかく避けましょう。

③スキンケア
皮膚を清潔に保ち、悪化の原因となる乾燥や紫外線を防ぐことが大切です。
洗顔・・・ぬるま湯でやさしく洗い、タオルでこすらず押し当てるように水気をとる
保湿・・・乾燥は症状悪化のもと、保湿をじゅうぶんに
紫外線対策・・・帽子や日傘、日焼け止めで日常的に対策を
スキンケア用品・・・刺激の少ないもの

酒さは、よくなったり悪くなったりをくり返します。日常の中の悪化因子をうまく避け、根気よくケアすることでよい状態を維持できるよう心がけましょう。

 

2022年7月10日10:20 AM

お肌の主治医として、あらゆる世代の方が健やかな素肌を保ち・取り戻すお手伝いを。

皮膚の病気は誰でも経験することですが、それだけに放置したり、民間薬などで簡単に済ませて悪化することがよくあります。
私たちは「気軽に相談できる」街のお医者さんを目指します。

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