保湿剤について
前回の乾燥に続き、今回は保湿剤について紹介します。
お肌の潤いを保つために保湿剤が有効ですが、塗り方にもコツがあります。
保湿剤は、皮膚に潤いを与えたり、水分が逃げないようにする働きをしています。
~使用量~
大人の手のひら約2枚分塗れる目安は、以下のとおりです。
軟膏・クリーム…..大人の人差し指の先から第一関節の長さまで出した量
ローション….. 1円玉くらいの量
ティッシュが皮膚に付く、または皮膚がテカる程度も使用量の目安となります。(保湿剤の種類によって異なる場合もあります。)
~塗り方~
1.手を清潔にして保湿剤をとり、数ヵ所に置く。
2.手のひらでやさしく丁寧に、すりこまないようにして、出来るだけ広い範囲に塗る。(体のしわに沿って塗ると広がりやすくなります。)
保湿剤は皮膚から水分が逃げないように“ふた”の役割を持っている為、入浴後5分以内に水や化粧水で皮膚を軽く湿らせておくと効果的です。
また、軟膏は寒い時期硬くなる為、手のひらで温めて柔らかくしてから塗りましょう。
~乾燥を進行させない為に、日常生活で気を付けること~
・熱いお湯や長風呂は避ける
・体を洗う際は刺激になりにくいよう、石けんを泡立て手でやさしく洗い、よく洗い流す
・空気が乾燥しないよう、加湿器などで適度な湿度を保つ
・肌着はコットンなど刺激の少ないものにする
・痒くてもできるだけ掻かずに、保冷剤などで冷やす
・アルコールや香辛料など体が温まる刺激物は痒みがひどくなるので控えめにする
保湿剤には、保険適用のものと、自費でご購入いただけるスキンケア商品がございます。
皮膚の乾燥でお困りの方は、お気軽にご相談ください。
2015年11月16日5:34 PM