秋も毛虫皮膚炎にご用心!!
10月になり秋も深まりました。運動会や紅葉狩りにハイキングなど自然に触れ合う秋の行事をまだまだ楽しまれるかたも多いのではないでしょうか。この季節、襟元や足・腕などの露出部にかゆみを発症し、そういえば公園や庭などの植物の近くにいたような・・・と思い当たることはありませんか?
それは「毛虫皮膚炎」の可能性があります。毛に毒が含まれている毛虫にふれることで皮膚にかぶれや発赤・発疹などが起きる病気です。毛虫の季節は春だと考えがちですが、秋にも幼虫が発生し身近な自然に潜んでいます。直接触れなくても、毛虫が毒針毛(毛虫の毒が含まれる毛)を空気中に飛散させ、皮膚や洋服に付着し体がかゆくなります。
また干している洗濯物に毛が付着し、それを着る事で症状を引き起こすこともあります。かゆくてかいたりすると、皮膚に刺さった毒針毛が奥に入ったり、毛が別の部位に付着し、症状が広がることがあります。かゆいと思ったら、早めに皮膚科の受診をおすすめします。