実は怖い低温やけど
冷え性でお悩みのかたには強い味方のカイロや湯たんぽ。手軽に使えて便利ですが、使いかた次第では低温やけどを起こす恐れがあります。
低温やけどは、その名のイメージから軽いものと思われがちです。
熱湯やフライパンのような高温のものですと、あまりの熱さにすぐ身を引くので短い接触時間ですみ、皮膚の損傷は表面のみですむことが多いです。
ところが、カイロのように温度の低いものであっても、長時間同一部位に接触していると、いつのまにか熱によるダメージが深い組織に達し、細胞が壊死するほどの重症になりかねません。
気づいた当初は軽症に見えてしまうのがやっかいなところです。すぐに治ると思い込んで放置してしまい、どんどん悪化していきます。
≪絶対にやってはいけないこと≫
☆適温だからと湯たんぽを入れたまま眠りにつく。
☆カイロを肌着に貼りつけてレジャーに夢中になる。
☆電気ストーブの近くやこたつに入ったまま晩酌、からのうたた寝。
⇒いずれの場合も多少のヒリヒリ感や違和感に気づけず、すみやかに取り除くなどの対処ができません。
低温やけどは放っておいても治りません。治療に長時間かかり、あとが残ってしまうことも多いです。
ならないようにご注意いただき、もしもの際は早めに受診してください。
2017年12月27日2:48 PM