水痘(水ぼうそう)について
いちどかかったら終生免疫を得られるといわれていた水痘ですが、再感染することがわかってきました。
最初の罹患が1才未満であったり、軽症ですんでいた場合などが考えられるようです。また、ワクチンを接種していても軽くかかることがあります。
過去にかかった、予防接種を受けたからと安心せず、周囲で流行していたり似ている症状が出現した場合は、はやめに診察を受けましょう。
☆感染力が非常に強いウィルスです!以下が感染経路です。
・飛沫感染(くしゃみや咳によって飛散したしぶきを吸い込んでしまう)
・接触感染(水疱からの排出物に触れてしまう)
・空気感染(空気中に漂うウィルスを吸い込んでしまう)
☆症状(接触から2~3週間の潜伏期間があります)
皮膚の表面が赤くなる紅斑があらわれ、水疱⇒膿疱⇒痂皮(かさぶた)と変化していきます。
最初は1~2個の虫刺されに似たものがあらわれ、1日かけて全身に広がります。次々に新しい皮疹があらわれるので、新旧の皮疹が混在するのが特徴的な病気です。
発熱も伴うことがあります。特に大人になってから初めてかかると、高熱が出て皮疹も広範囲になったり、子どもよりも重症化する場合があります。
☆すべての皮疹がかさぶたになるまで感染力があります。そのため学校保健法では、『全ての発しんがかさぶたになるまで出席停止とする』と定められています。
水痘の診断が早ければ抗ウィルス薬投与などにより、ウィルスの増殖をおさえられ皮膚症状や全身状態が悪化せずにすむでしょう。
そのためには早めの診察をおすすめします。
2018年2月19日6:44 PM