暑さと皮フの病気
記録的で破壊的なこの暑さ、まだまだエアコンなしでは眠れない夜が続きそうです。
風邪や疲れ、不眠やストレスが引き金となって発症する皮膚の病気がありますが、うだるようなこの暑さでも肉体的精神的に弱ってしまうので、同じように病気の引き金となりえます。
この夏、診察に来られる患者様の多い病気についてお話しします。
①帯状疱疹
幼い頃にかかった水ぼうそうのウィルスはずっと神経に潜んでいます。抵抗力が落ちると突然そのウィルスが暴れだします。神経痛や水疱を伴う皮膚症状が特徴的で、年配のかたが発症するイメージですが、最近は若者やお子さまも目立ちます。
神経痛を長引かせないためにも早期治療が必要です。
②単純ヘルペス
いちど感染した単純ヘルペスウィルスは症状が落ち着いても神経に潜み続けます。これを排除する方法はいまのところなく、抵抗力が弱ったときに暴れだし、皮膚や粘膜に水ぶくれを作るといった悪さをします。
③じんましん
突然皮膚にかゆみを伴なう赤いふくらみができ、いつのまにか消えて、さらに別の場所にできてはまた消えるというのを繰り返すのが特徴的な病気です。悪化させる要因は様々ですが、一般的に、睡眠不足や疲労、ストレスなどが多いようです。
いずれも早めに対処することで、症状をこじらせたり長引かせたりせずにすみます。この暑すぎる夏にまいってしまっているかた、お疲れのかた、それ以外でもお肌に関してお悩みのみなさま、ご相談お待ちしています。
2018年8月31日6:18 PM