陥入爪について
◆陥入爪とは
陥入爪とは、爪の角が周囲の皮膚に刺さって炎症を起こした状態で、放置すると患部に肉芽(慢性的な炎症によってできる赤く柔らかい組織)が生じてしまうこともあります。患部が腫れて化膿したり、歩行時に強い痛みを伴なうなど、日常生活に支障をきたすケースもあります。
◆原因
深爪や、合わない靴を履きつづけることによる圧迫がほとんどです。
◆治療 ※当院で行なう保険治療
①抗生剤内服・外用
患部に感染が見られる場合に行ないます。
②テーピングや綿詰め
テープを貼って爪と皮膚を引き離すことで食い込みを防ぎます。また、爪を浮かせるように綿をはさみ込むこともあります。ご自宅で簡単にできる方法です。
③肉芽に対する冷凍凝固術(液体窒素)
肉芽を液体窒素を用いて除去する方法です。一回では取りきれないことがほとんどで、通院が必要になります。
◆予防
爪の切り方が重要です。
できるだけ入浴後などの爪がやわらかいときに、われないように端から少しずつ切るようにします。先端は指と同じ長さで四角い形にし、両角を短く切り落とさないようにしましょう。
2018年10月16日3:01 PM