花粉皮膚炎にご注意を!
そろそろ花粉の対策を考えていただく時期ですが、今回は花粉による皮膚炎についてお話しいたします。
花粉皮膚炎は、花粉が皮膚に直接影響を与えて、かゆみや湿疹を起こす病気です。鼻や目に症状がでる、いわゆる”花粉症”をお持ちでないかたにも起こりえます。
鼻や目に花粉がつくと、くしゃみや鼻水、涙が多く出ます。これは体内に入りこもうとする異物(花粉)を追い出そうとする体のしくみです。同じように、皮膚に花粉がつくと追い出そうとするしくみが働き、かゆみや湿疹などの反応を起こします。
特にお肌が乾燥したり、かゆくてボリボリ掻いてしまうようなかたは、皮膚のバリア機能が低下していて花粉の影響を受けやすい状態にあります。
タオルでこすったり石けんで過剰に洗いすぎるのもバリア機能を損なう原因になります。普段から保湿をして角層を整えておくことが重要です。
予防策は
①スキンケアでバリア機能を補う
②皮膚を清潔に保つ
③マスクやメガネで保護する
④こまめな掃除で花粉を除去する
また、花粉以外が原因の接触性皮膚炎もあります。化粧品、石けん、点眼薬、シャンプーや毛染めなど、顔に触れるものの使用をやめて症状の変化を見極めるとよいでしょう。
もし赤みやかゆみがあっても、掻かないことが大切です。
掻くことで症状は悪化します。
なるべく花粉をよせつけない工夫をして、花粉飛散の時期を乗り切りましょう。
お困りの症状があるときは、お早めにご相談ください。
2019年2月18日6:45 PM