白癬菌(水虫)検査を行っています
お子さまからお年寄りまで、男女を問わず5人に1人が水虫の悩みを抱えているといわれています。自覚症状がない場合もありますので、白癬菌の活動が活発になるシーズンに向け、ご心配な方は一度ご相談ください。市販薬では症状が改善しなかったという方にも、最適な治療をご提案いたします。
2012年6月6日9:41 PMアレルギー検査を行っています
当院では採血によるアレルギー検査を行っております。食べ物や植物・動物ハウスダスト等に対するアレルギーをお調べし、1週間後には結果をお伝えすることができますので、ご希望の方はご来院時にお申し出ください。
※小さなお子様で血液検査ができない場合には小児科へご案内することもございます。
2012年3月7日9:38 PM虫さされ(虫刺症)
ハチ、カ、アブ、ブユ、ノミ、ムカデ、毛虫などの刺咬、吸血、接触が原因でおこる皮膚炎で、かゆみや痛みを伴います。虫の厳密な特定は困難なことが多いですが、湿疹の部位、季節、受傷場所・時間などから原因となった虫を推定します。ハチの場合は全身にアレルギー反応が起こりアナフィラキシーショックで命に関わる場合もあります。
治療は湿疹に対してはステロイド外用薬、かゆみに対しては抗ヒスタミン薬を重症度に応じて使います。
※かゆみや赤みなど「おかしい」と思ったらすぐにご相談下さい。
2011年11月2日4:11 PMとびひ(伝染性膿痂疹)
とびひは初夏~夏にかけて小児に多い皮膚病です。皮膚にかゆみを伴う大小の水疱・ただれ・かさぶたが出来ます。主としてブドウ球菌の感染が原因で、接触により人へ感染します。幼稚園・小学校では登校禁止の場合もあります。
治療は抗生剤の内服を中心に、患部にはぬりぐすりを使用します。
感染を防ぐため、水疱をかきこわさないようにして、お風呂はシャワー程度としタオルの使い回しは避けましょう。
水いぼ(伝染性軟属腫)
水いぼとは?
水いぼは伝染性軟属腫ウイルスの感染によって生じ、柔らかい盛りあがった発疹ができます。小児に多く、掻いて潰すと自分の体や他の人に感染します。痛みや痒みはほとんどありません。
水いぼの治療
早期のうちにピンセットで一つ一つ摘み取る外科的摘除が最も確実です。これは強い痛みを伴いますが、当院では痛みを和らげるための外用麻酔薬のシールをお渡ししています。
自然治癒を待つ(放置する)こともありますが、治るまでに数ヶ月~1年ほどかかります。水いぼはそれ自体悪性化することはありませんが、その間、他人への感染の危険性と自家感染による拡大が心配されます。数が少ないうちに受診されることをおすすめします。
まずはご相談下さい
「兄弟にうつるのが心配」、「プールに入りたい」、「子供が痛そうでかわいそう」、「早く治したい」など、ご両親のお考えやお子様ご本人の反応、患者様の生活環境などをうかがいながら治療方針を決めていきます。まずはご相談下さい。
水虫(白癬)
水虫とは?
水虫は白癬菌という真菌(カビ)が原因で起こる皮膚感染症です。白癬には足にできる足白癬、爪にできる爪白癬、その他、頭部(シラクモ)、股部(インキンタムシ)、体部(ゼニタムシ)にもできます。白癬は、通気性が悪くジクジクした所を好んで繁殖し、タオルや足ふきマット、スリッパからも簡単に感染します。
症状はかゆみがある、乾燥して皮がむける、水疱や膿疱ができる、など様々で、いわゆる湿疹の特徴とも非常によく似ています。まずは顕微鏡検査で白癬かどうかを診断し、治療を開始します。
治療にはよく効く薬剤がたくさん出ていますので、多くは塗り薬のみで充分に治ります。しかし、爪白癬では外用薬が爪の中になかなか浸透しないため、飲み薬の治療が必要です。
爪白癬の内服治療について
爪白癬は、白癬菌が爪の中に侵入し、爪が白や黄色ににごり、もろくなったり変形したりします。
爪白癬の内服治療には毎日1錠ずつ3ヶ月~半年続けて服用する方法と、1週間飲んで3週間飲まないサイクルを3回繰り返す方法(パルス療法)があります。どちらも薬を飲み始めて3ヶ月~半年ほどで健康で綺麗な爪に生えかわります。
アトピー性皮膚炎
アトピー性皮膚炎は、かゆみを伴なう湿疹がよくなったり悪くなったりを繰り返す皮膚の病気です。
この病気のかたは皮膚のバリア機能がもともと弱いため、外界からの刺激やアレルゲン(ホコリやダニなどのアレルギーを引き起こす物質)が入りこみやすく、それが原因となって炎症を引き起こします。さらに、かゆみを感じる神経が皮膚の表面にのびていて、かゆみに敏感になってしまいかくのを我慢できなくなります。こうしてかきこわしてしまいバリア機能が低下してしまうという悪循環に陥ります。
本人や家族が、アトピー性皮膚炎やアレルギー性鼻炎・結膜炎、気管支喘息を持っていたり、アレルギーを起こしやすい体質(IgE抗体を産生しやすい体質)のかたは、アトピー素因があるといえます。
【発症因子・悪化因子】
職場および日常生活がアレルゲン物質や刺激物にさらされる環境下であるかどうか、ご自身のライフスタイル、気候(温度・湿度)、皮膚の生理機能の変調などが、アトピー性皮膚炎の症状コントロールに関わってきます。
また、かゆみの誘発・悪化因子として、温熱寒冷、発汗、ウール繊維、精神ストレス、食事、飲酒、感冒などがあげられます。
【特徴・症状】
◇皮膚が全体的に乾燥し、湿疹は左右対称に現れることが多いのが特徴です。
◇年齢によって好発部位が異なります。
・乳児期・・・頭・頬・口周囲・首・耳のつけ根から、悪化すると身体や手足に広がる
・幼児・学童期・・・首・肘の内外、ひざとその裏側などの関節部分
・思春期・成人期・・・上半身(顔・首・胸・背中)
◇皮膚が乾燥してカサカサしている状態から、湿疹のあった部分が硬くゴワゴワしたり、赤く腫れてジクジクしたり、段階はさまざまです。
【治療の基本】
❶スキンケア
まず身体を清潔に保ちます。洗うときはゴシゴシこすらずシンプルな石けんやボディソープをよく泡立てて、手でなでるように洗いしっかりすすぎます。通常はこれでじゅうぶんです。傷やただれがあっても同様です。※界面活性剤不使用の石けん類を選び、ナイロンタオルは使わないようにします。
入浴・洗顔後は保湿ケアをしっかり行ないます。お肌のバリア機能を安定させ炎症を起きにくくします。炎症が起きなければかゆみも起きず、悪循環を起こさないため基本中の基本となります。
❷薬物療法
スキンケアだけではコントロールできない炎症やかゆみといった症状に合わせ、かゆみをおさえる抗ヒスタミンの飲み薬や炎症をおさえる塗り薬などを使います。
※飲み薬や塗り薬、スキンケアをきちんとしていても効果があらわれにくい重症なかたは、注射タイプの新しい治療薬デュピクセント(炎症反応を抑制する生物学的製剤、高額医療費制度対象)や、紫外線療法などの選択肢もあります。(医療機関によって取扱いが異なります)
❸悪化因子対策
不規則な生活、寝不足、ストレス、身体の洗い方などを見直すことや、食物や環境アレルゲン(ハウスダスト・ダニ・カビ・動物上皮など)の検索と対策が必要です。
※アレルギーの血液検査は当院でも可能ですが、小さいお子様の採血は安全面を考慮させていただき、小児科での実施をお願いしています。
アトピー性皮膚炎の治療目標は、、、
①症状がない状態、あっても日常生活に支障がなく薬物療法をあまり必要としない状態
②軽い症状があっても、急に悪化することはなく、悪化しても長く続かない状態
この目標を達成するには、ご自身の日常のスキンケアと治療の継続が大切になります。
11:00 AM
花粉症
花粉症とは、スギ・ヒノキなどの特定の植物の花粉によって起こるアレルギー疾患です。花粉が目や鼻の粘膜に付着することで様々な症状が現れます。日本では、約8割をスギ花粉症が占めています。
※春の代表的な花粉の種類と飛散時期
スギ:2~4月
ヒノキ:3~5月
シラカンバ:4~5月
ハンノキ :1~4月
症状
鼻水、鼻づまり、連続するくしゃみ、目のかゆみ、充血などです。程度には個人差があり、鼻や目など局所症状だけでなく微熱、倦怠感など一般の風邪に近い症状がでることもあります。
花粉症の治療について
薬物療法が中心で、内服薬、点鼻薬、点眼薬など様々な種類があります。最近は、眠くならない薬や一回服用すると24時間効果が持続する薬が開発されていますので、気軽にご相談ください。
また、毎年花粉症症状がでる方は、シーズン前から抗アレルギー薬を内服すること(初期療法)で症状が軽減できます。
※年々花粉症の患者様は増加しており、今まで花粉症といわれた経験のない方でも突然発症することがあります。花粉のアレルギーは、血液検査で簡単に調べられます。お早めにご相談下さい。
10:55 AM