手荒れ
徐々に寒くなり、乾燥してくると手荒れに悩まされる患者様も多いのではないでしょうか。
今回は手荒の原因と、なりにくくする為の方法をお伝えしたいと思います。
手荒れの原因として下記のようなことが考えられます。
・洗剤や熱いお湯などを使った水回りのお仕事により、バリアとなる油分が流れる
・季節や日常生活からくる乾燥により、水分が蒸発し失われる
水仕事の際、頻繁に手が水に濡れたり、洗浄力の強い洗剤に触れると、
皮膚に必要な油分まで洗い流されてしまい、大切なバリア機能を失ってしまいます。
洗い物などの際にできるだけ手荒れを防ぐための対策として
・熱いお湯は使わず、ぬるま湯で洗う
・ゴム手袋を使う(ゴム手袋で荒れてしまう方は、綿の手袋の上から着用する)
・洗剤は薄めて使う
・水周りの仕事を終えた後には水気を残さない様にやさしく拭き取る
・ハンドクリームなどでしっかりと保湿する
ひび割れ や あかぎれ になってしまうと、これからの季節は寒くて血行も悪くなる為、治りが遅くなってしまいます。
ひどくなる前に、常日頃から保湿に気を付けましょう。
当院では保湿力の高いクリームや軟膏(保険や自費)、綿手袋の販売(自費)もしております。
ひどくなる前に、ぜひ一度ご相談ください。
秋のスキンケアも大切です!
9月も半ばに入り、徐々に過ごしやすい気候になってきました。
しかし、まだまだ紫外線対策は怠れません。
夏に浴びた紫外線のケアも同時に行っていくことが大切です!
紫外線は『シワ』『たるみ』といったお肌の老化を引き起こすだけでなく、
そのまま放置すると『シミ』の原因にもなってしまいます。
また今の時期のお手入れが、これからの季節の乾燥肌や肌荒れといった
肌トラブルの原因にもなってきてしまいます。
夏場同様、ご自宅でこまめに保湿を行い、冬の乾燥に負けない健康な肌を整えていきましょう。
当院では、ご症状に合わせたお薬の処方や、保湿剤のご提案、
日常生活での注意点などをお伝えしています。
心配なことがありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。
紫外線対策と日焼け後のケアは大切です!
8月に入り、夏本番をむかえました。
楽しいイベントが盛りだくさんで外出する機会も増える時期です。
外出する際は帽子や日傘を使用し、日焼け止めを塗りましょう。
日焼け止めは適量を塗り、塗り直すことも大切です。
曇りの日や、短時間の外出など、つい怠りがちですが、真夏の紫外線量は多く油断は禁物です。うっかり日焼けしてしまうことも少なくありません。
日焼けは<やけど>の一種です。
皮膚に熱を持った状態ですから、体内の水分が蒸発してしまい放置すると肌が乾燥した状態となり、
外部からのダメージを受けやすくなってしまいます。日焼けをしてしまったら、アフターケアをしっかりとして炎症を落ち着かせましょう。
★日焼け後は早目に冷やすことと、保湿することが大切です!
・冷たいシャワーを浴びる。
・冷たい濡れタオルで冷やす。
・保冷剤・氷嚢をタオルにくるんで冷やす。
ただし、冷やしすぎには注意してください。
冷やした後は、しっかり保湿をして肌を保護しましょう。
保湿剤はパッティングはせずにおさえるようにつけましょう。
水疱が出来てしまったり、皮がむけてきても潰したり、無理に剥いたりしないようにしてください。
外側からのスキンケアに加えて水分補給をして内側からもケアをしましょう。
夏のスキンケアは秋からの乾燥の時期に肌トラブルをおこさないためにも大切になります。
ご心配なことがありましたら、ご相談下さい。
2016年8月4日1:35 PM水虫の感染予防について
暑さが身にこたえる季節が到来し、水虫で来院される患者さまが増えてまいりました。
水虫は白癬菌という真菌(カビ)が原因の皮膚感染症で、通気性が悪く湿気の
多い場所を好んで繁殖し、足ふきマットやタオル、スリッパからも感染します。
夏休みになり、海水浴やプール、旅行に行かれる機会が増えると、不特定多数のかたが
出入りする共同浴場や更衣室などの施設を利用することが増え、感染するリスクが急増します。
そういった施設を利用したら、帰宅後または宿泊施設の内風呂などで、改めて足をきれいに洗うことを
おすすめします。それだけで感染のリスクを減らすことができます。
浸潤環境を好む菌ですので、可能な限りは足の通気をよくしておくことも大切です。
それでも足に皮むけやふやけ、水ぶくれなどの症状がありましたらご相談下さい。
また、汗などにより水虫に似た症状を呈す場合もございます。
正しい検査をお受けいただくために、水虫の市販薬は使用せずに(使用していた場合は最低一週間は中止して)
ご来院ください。
2016年7月21日6:54 PM
虫刺されについて
今年もジメジメした梅雨の季節がやってきました。
これから徐々に暑さも増し本格的な夏がやってきます。
暑くなるにつれ虫たちの活動は活発になります。
みなさまの中にも、すでに虫に刺されてお困りの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
当院でも虫刺されによる「かゆみ」や「腫れ」などの症状を訴えてご来院される患者様が増えてきました。
「蚊」はもちろんのこと、最近では「毛虫」などによる皮膚炎の方が多くみられます。
直接触っていなくても、木のお手入れをしたり、公園などで遊んでいる際、風で飛んできた毛虫の毛がいつのまにか皮膚に付着することによって引き起こされることもあります。
木々の多い場所に行く際は、特に注意しましょう。
また肌に異常がでた際は自己判断せずに当院までご相談ください。
2016年6月14日6:44 PM
もしかして 水イボ?
お子さまのからだに光沢のある小さなブツブツができていませんか?
もしかしたらそれは水イボかもしれません。水イボは伝染性軟属腫というウイルスが原因で起こる皮膚感染症で、子どもに多い病気です。
放置しても自然に治りますが、長期間(6カ月~5年)かかります。その間に他に場所うつったり、他の人にうつしたりすることがあります。
また、かゆみを伴うことがあり、掻き壊してとびひなど他の皮膚感染症にかかったり、アトピー性皮膚炎がひどくなることがあります。
初夏の陽気になりプール開きも近くなりました。園や学校によってはプールに入る際、水イボの摘除の方針をとっているところがあるようです。
当院では麻酔のテープ剤(ペンレステープ)を貼って摘除(ピンセットで摘まんで取る)の処置を予約制で行っております。
心配なご症状がありましたらご相談して下さい。
2016年5月13日2:51 PM春の紫外線対策について
春が訪れ、暖かさを感じる日が多くなってきましたが、
紫外線が急に増えてくる季節でもあります。
夏と比べると対策の意識が乏しく、また乾燥による皮膚のバリア機能も少なく、
夏よりも紫外線の影響を受けやすいことがあります。
また、曇りや雨の日でも晴天時の80%は地上に到達するといわれています。
紫外線によるシミやたるみなどの老化現象を予防するため、
いまこの時期から日焼け対策を意識しましょう。
当クリニックでは日焼け止めのサンプルをご用意しております。
お気軽にご相談ください。
2016年4月18日12:58 PM
アレルギーかなと思ったら……
次の様な症状で困ったことはありませんか?
◯皮膚症状
特定の食べ物を食べた後の 湿疹 や 痒み、じんましん
原因不明の湿疹 や 痒み、じんましん
◯鼻症状
一年中または毎年決まった季節の くしゃみ や水っぽい鼻水、鼻づまり
◯眼症状
一年中または毎年決まった季節の 眼の痒み や充血
このような症状は、アレルギー性疾患の一部かもしれません。
もし、このような症状でお困りの方がいらっしゃいましたら、一度ご来院ください。
当院では先生とご相談の上、アレルギー検査(採血)も行っており、
お心当たりのある方は、ご自身で項目を選ぶこともできます。
また、4月から予め項目は決まっておりますが、39項目まとめて検査できるセットも始まります。
(詳しい内容に関しては、スタッフまでお声掛けください。)
2016年3月25日9:27 AM花粉による皮膚炎について
春も近付き、花粉が気になる季節になりました。
花粉症と聞くと、鼻症状(くしゃみ、鼻水など)や眼症状(眼の痒みなど)などのイメージが強いと思いますが、
最近は花粉が皮膚に影響を与えて皮膚症状が出るという内容がメディアなどでも取り上げられています。
皮膚が炎症を起こし痒みや湿疹がでる症状は、花粉による皮膚炎かもしれません。
花粉の付着を予防する為に….
・皮膚を清潔に保ち、保湿をしっかり行うことで皮膚のバリア機能を高める
・マスクや眼鏡、マフラーなどで花粉が触れるのを避ける
・こまめに部屋を掃除し、アレルギーの原因となる物質を取り除く
痒みが出た時、肌を掻いてしまうと皮膚のバリア機能が低下してしまいます。
また、春先は気温の変化もあり、肌トラブルや症状の悪化が起こりやすい時期でもあります。
肌トラブルなど、ご心配なことがございましたら、お気軽にご相談ください。
当院では、アレルギー検査(採血)も行っております。
2016年2月22日9:19 AM低温やけどについて
寒い季節に頼りになるカイロや湯たんぽですが、使い方によっては低温やけどをおこすことがあります。
低温やけどとは、カイロや湯たんぽなど、体温より少し高めの温度(44℃~50℃)のものに長時間
触れ続けることによっておきるヤケドです。症状が見た目にはわかりにくかったり、痛みを感じにくい
ことがあるので、軽傷と勘違いしてしまいがちです。しかし、使い方次第では重症となる場合もある為
注意が必要です。
通常のヤケドは、皮膚の表面に熱源が触れてしまうことで起こります。一方、低温やけどは、皮膚の
奥深くでじっくり進行してしまうので、通常のヤケドよりも治りにくく、通常のヤケドよりも重症になる
ことが多く注意が必要です。
<低温やけどにならないようにするために以下のことに気をつけましょう>
★湯たんぽ・電気あんか
就寝時に足に触れたまま眠ってしまい、翌朝水ぶくれが出来てしまう事が多いようです。
湯たんぽや電気あんかは、就寝前に布団に入れ、布団を温める目的で使用するようにし、就寝時は布団から出すようにしましょう。
★使い捨てカイロ
張るタイプのものは、必ず衣類の上に貼り、同じ箇所に長時間あてないようにしましょう。
また、貼ったまま眠らないように注意しましょう。
★電気毛布
就寝前に電源を入れて温め、就寝時には電源を切るようにして一晩中使用しないようにしましょう。
低温やけどになってしまった時は当院にご相談下さい。
なお、水ぶくれになってしまった場合は潰さないでください。
無理に潰すと雑菌が入ったり、かえって悪化させてしまう可能性がありますのでガーゼで覆って受診してください。
2016年1月20日2:40 PM